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2012/09/29

「 autunno. 」


















他愛のない会話が 円を描く














2012/04/29

「 meeting. 」
















「出会いは 持続的な行為」

人生が甘美な食事であるならば、それはすぐに食べ終わってしまう

一杯のアイスコーヒーを飲む間。
お気に入りの本を数ページ読む間。

「こんにちは」
と、入れかわり訪れる来店客は心地良い声を掛け合う。

穏やかな振り子時計の
「コツコツ」
と、流れる音を聞きながら。



残り少ないアイスコーヒーを飲み干すその間。

                














2012/04/22

「 un motivo. 」

*


空の青さが眩しかったあの頃


歌声は


天まで届くと信じていた


*

2012/02/25

「 畑。 」

















半年ぶりに畑に顔を出してみれば

踏み入れた足元に小さな花が咲いていました。

今日は気温も10℃を越えて、小春日和の1日。
陽射しを受けていた自転車のサドルは温かく、
「春近し」と満足げに1人呟きます。

「浮春を屏風に描く」
と春には到底ほど遠いのは承知の上ですが、
桜の木々を遠目で見渡すと、その淡い色合いに
春を期待せずにはいられません。

2012/02/21

「 Febbraio. 」






















見上げて目に映る空、

子供の頃と変わらない青、

私の居る場所や時代は変わってしまったけれど
この空の青さだけは変わらない。

遠い未来の自分も、あの頃の空もきっと青いだろう。

あらゆるモノを失ってきたそんな私が見上げてもこの空は同じ青さを映し出している。

2012/01/27

「 カタチアルモノ. 」


プライベートで、もう10年近く愛用している珈琲のドリッパーを不意に壊してしまった。
「新しいものを買えばいいか....」
そんなふうにも思えず、なんとなく捨てるに捨てられずに、今は台所に置いています。

三十路を越えようとしている歳になり、
はじめて冬っていいなぁと思うようになった。
変わらないものは無いんだろうけど、自分の存在も、壊れたドリッパーもどこか所在を探しているよう。


「やっ!」と言って、ビューンと空を飛べたらスッキリしそうなのになぁ。

2012/01/21

「 Lnverno. 」











    
                                                                                                      








                  「    去る君の背に  幾万の冬の星  」







2012/01/08

「 七草リゾット 」


黒いのは贅沢に頂き物のトリュフ!


贅沢な正月料理の後なので、胃に優しい食事をと思って料理したのですが、
トリュフやパルメジャーノ・レッジャーノもたくさん加えてあるので贅沢にかわりはなさそうです。


ほんの少し味噌と醤油を下味に入れるとチーズや
トリュフとの相性が良くなり、評判は上々です。


穏やかで優しい声に満ちた1年になりますように。
親愛なる皆様に願いを込めて。