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2011/09/11

「9.11に思う。 」



戦争に「善」も「悪」もありはしない。

一方的な「正義」はただの欺瞞だ。

同時テロで犠牲になった方々と同様に,誤爆や劣化ウラン弾などで殺された罪無き人々にも哀悼の意を捧げたい。

批判や疑問は必要だ。
しかし世界に、社会に向けてヒステリックに繰り返すのはもう充分だろう。
友人の言葉を借りるなら、今の世の中の現状は「非常事態」なんだ。

言葉は大切だ。
勇気や想いを届けてくれる。
しかし言葉に甘えていてはいけない。
自分を取り巻く世界に、もう一度目を凝らし耳を澄ませ大切なものを探し出す。

それは土の中にある。
吹き抜ける風の中にある。
そよめく草木にある。
葉をうつ雨粒にもある。
人の中にもある。

神様や仏様がいるのなら最後のチャンスを与えてもらっているのかもしれない。
岐路に立つ自分の足元にひかれたラインを踏み越える時なんだ。

必要なのは生きるための「感覚」と「 覚悟 」を持つことだと思う。