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2011/07/11

「 ノオト 」


5月・大阪。


「小さな美しいノート展~祖父の部屋から~」

と言う個展を見たのが切っ掛けだった。
個性豊かなノートがフロアに飾られ、そのどれもが好奇心をそそられる。

「人は人生の特別の日にスポットライトをあててしまうけれど、祖父の毎日の積み重ねのノートの中に、そこに綴られた日々の暮らしに光をあてたいと思います。」

その言葉同様に、個性豊かなノート達と共に
作家さんのおじいさんの穏やかであたたかい空気を感じることのできる空間と、おじいさんの言葉が綴られたノート。
私の心を惹きつけるのに時間はさほどもかからなかった。

7月・京都。

ノートの作られている販売店と
カフェを兼ねたショップが京都にあることを知り、
電車を乗り継ぎ向かうことにした。


平年よりも13日も早い梅雨明けと共に照りつける夏の太陽が肌をさす。


地下鉄・鞍馬口駅から徒歩で5分ほど。
烏丸通を今出川方面へくだると、
「 lleno  リエノ 」が見えてくる。

古い民家を改装した店内にはもちろんノートが沢山。
嬉々として見て回る。


奥には製作所があり、数席ほどの落ち着いたcafeスペース。
2階に上がれば展示スペースになっている。



美味しいアイスのダージリン・ティー。
バックヤードから流れるクラシカルなインストロメンタル。


一緒に来ている髪の短くなった相方と帰る際、2冊のノートと数枚の便箋を買う。

ハードカバーのノート。
2人して宝物を手にした子供の表情をしていたのは間違いないだろうな。

「時を越えて綴る想い、それを静かに受け止め思い出に変えてくれるのがノートという文具の美しさだと思います」
店内が不思議なほど落ち着くのは心地よい紙の匂いがしていたからだろう。